日本と海外の瓢箪事情 いま・むかし
アルミやプラスティックに取って変わられるまで「瓢箪」は生活必需品でした。
ひょうたんはその形を見ているだけで心和みますし育てても楽しいものですが、今の日本ではひょうたんと言えば「とっくり」「水筒」のイメージが定着し、趣味としては完全に「オヤジ」のものと言う認識になっています。
一方、アメリカでも20年前まではひょうたんの需要はハワイアンの楽器(イプ、イプヘケ)と日本と同じ一部の愛好家位だったようです。
15年前位からトールペイントやウッドバーニング、カービングなどの他のホビーの分野から瓢箪加工に興味を持つ人(特に女性)が徐々に増え、更に専用塗料や仕上剤、工具、器具を開発する農場やホビーショップの後押しもあり、今ではひょうたんは完全に創作ホビーの一分野として認知されるまでになっています。
日本との最大の違いは、女性の愛好家が多く、有名な作家も半分以上は女性となっています。
手法にとらわれることなく、作る人の個性あふれるひょうたんアート
ひょうたんアートは色々な分野の技術を取り入れながら発展して来た為、塗る(トールペイント)
焼く(ウッドバーニング)
削る(カービング)
編む(ウィービング)
埋め込む(インレイス)
の内、一つまたは複数の技術を組み合わせて、作者により全く趣の違った作品を作り出します。
奥の深いひょうたんアートの世界、経験してみませんか?
この度、田舎ごっこでは 子供の工作ではなく「アート」と呼べる水準のひょうたん加工を楽しみながら習得するための教室を開講させていただくことになりました。
先ずは3ヶ月をかけて塗る、焼く、切るの技術を習得していきたいと思います。現在はマイナーな分野ですが、奥の深い「ひょうたんアート」の世界を経験してみてはいかがでしょうか。